【嗅神経について】〜機能解剖〜

 

〈はじめに〉

 

今回は

「嗅神経」について

まとめました。

 

嗅神経は

 

「匂いを感じる感覚」

 

と簡単に覚えておきましょう。

 

また神経により

各経路が違いますので

理解しイメージできるように

しておくと良いです。

 

それではやっていきましょう!

 

 

〈嗅神経とは?〉

 

○嗅神経ってなに?

 

嗅神経(Ⅰ)は、

嗅覚(匂いを感じる)を司る

純粋な感覚神経になります。

 

 

○嗅覚の経路

 

①匂いの情報は、

 嗅上皮にある嗅細胞で

 受け取ります。

 

②嗅細胞の軸索は束になっており

 篩骨の一部である篩板の孔

 (篩板孔)を抜けて

 頭蓋内の嗅球に入ります。

 

③嗅球に入った線維は

 シナプスを作り、

 嗅索と呼ばれる線維となり

 中枢に向かいます。

 

④嗅索からの線維は大部分が

 両側の側頭葉内側の鉤に

 達します。

 

 

○嗅神経の解剖

 

嗅覚の経路は

視床を経由しない唯一の感覚路

になります。

 

「嗅神経」は、

嗅細胞の軸索(嗅球より末梢)

嗅索(嗅球より中枢)

この2つを指す場合があります。

 

 

〈嗅神経の検査は?〉

 

○匂いが分かるかどうか

 

患者さんに目を閉じてもらい

片方の鼻孔を押さえて、

もう片方で匂いを嗅いでもらう。

 

使用するモノは刺激臭の少ない

のり、石鹸、香水など

を使いましょう。

 

1個ずつ左右を調べます。

 

 

〈嗅覚障害は?〉

 

○嗅神経の異常の原因は様々

 

嗅覚脱失(匂いを感じない)

 

鼻粘膜疾患

 (感冒、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎など)

・頭部外傷

・腫瘍

 (前頭蓋底部髄膜種など)

炎症

・出血

Parkinson(パーキンソン)病

 (早期から嗅覚障害を合併することあり

 

 

嗅覚過敏

 (匂いを異常に強く感じる

 

・精神疾患

・側頭葉病変

 

 

異臭症、幻臭症

 (ありもしない悪臭を感じる

 

・鉤付近を焦点とするてんかん発作

 

 

〈まとめ〉

 

嗅神経について

どうでしたか?

 

イメージできましたか?

 

この記事で覚えておくことは、

 

・嗅神経の経路

・嗅神経の評価方法

 

この2つを覚えておきましょう!

 

毎日コツコツすることが

成績や仕事に活かされていきます。

 

今回は以上です。

 

 

〈最後に〉

 

Q.

嗅神経の経路は理解できましたか?

 

A.

はい or いいえ

 

 

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けん@理学療法士

 

 

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