〈はじめに〉
今回は
「体性感覚」について
「固有受容器と機能」を
まとめました。
前回は
「皮膚の受容器と機能」についてでした。
良ければご覧下さい!
↓ ↓ ↓
https://ken-pt-blog.com/2021/04/20/【体性感覚】皮膚の受容器と機能ってどんな種類/
この記事では
・固有受容器ってなに?
・固有受容器の機能が分からない
という方は
見て頂けたら良いです!
それではやっていきましょう!
〈固有受容器と機能とは?〉
固有受容器には
皮膚受容器が
除外されています。
しかし
皮膚受容器からの入力も
関節運動や肢位の感覚に
関係しています。
固有受容は
深部感覚とほぼ同じで
感覚としての働きは
運動感覚(運動感)に
なります。
運動感とは
・深部感覚に基づいた
体肢の位置、運動
・体肢に加えられた抵抗、重力
など
上記の感覚を感じます。
○位置の感覚(位置感覚)
⇨自己の身体各部位の
相互関係を知る感覚
○動きの感覚
⇨視覚による制御を除いて
関節角度を変化させた時の
運動方向や速さを知る感覚
○力の感覚
⇨抵抗に対して運動や
肢位保持をするときの
筋力を知る感覚
他に主観的な努力感、
重さの感覚、力の感覚として
扱われている
○運動感覚に関係する受容器
・筋紡錘
・腱器官
・皮膚受容器
・関節受容器
○関節受容器
・関節包
⇨ルフィニ終末
・靭帯
⇨腱紡錘とパチニ小体
・自由神経終末
位置感覚に関する受容器として
以前は関節受容器が上げられたが
現在は否定的となっています。
〈筋紡錘、腱や関節、皮膚の受容器について〉
力や重さの感覚に関係している。
しかしこれは
運動指令のエフェレンス写と
筋や関節、皮膚からの入力と
中枢神経系の内部で照合されて
成り立つ感覚になります。
〈身体の位置や運動の知覚〉
種々の感覚の統合により
行われています。
統合の過程は皮質下でも
起こります。
中枢神経系で
固有受容器からの求心性入力と
運動のエフェレンス写は
統合されます。
※エフェレンス写とは
運動指令と同じ内容のメモが
中枢に一時的に残されたもの
統合されると
位置や運動、力の知覚になります。
前庭迷路系と
固有感覚系の入力により
空間での身体位置の知覚を
形成します。
エフェレンス写と
固有感覚情報が
身体図式(body image)を
形成するのに重視されています。
それに
平衡感覚が加わることで、
空間での身体位置の知覚が
成立します。
〈まとめ〉
もう一度最後に
まとめておきます。
固有受容は
深部感覚とほぼ同じ。
感覚としての働きは
運動感覚(運動感)になります。
運動感とは
・深部感覚に基づいた
体肢の位置、運動
・体肢に加えられた抵抗、重力
など
○位置の感覚(位置感覚)
⇨自己の身体各部位の
相互関係を知る感覚
○動きの感覚
⇨視覚による制御を除いて
関節角度を変化させた時の
運動方向や速さを知る感覚
○力の感覚
⇨抵抗に対して運動や
肢位保持をするときの
筋力を知る感覚
○運動感覚に関係する受容器
・筋紡錘
・腱器官
・皮膚受容器
・関節受容器
○関節受容器
・関節包
⇨ルフィニ終末
・靭帯
⇨腱紡錘とパチニ小体
・自由神経終末
少し多いですが
上記内容は覚えておきましょう!
今回は以上です。
〈引用・参考文献〉
・基礎運動学 第6版 補訂
中村隆一
斎藤 宏
長崎 浩 著
〈最後に〉
Q.
固有受容器がどんなものか
分かりましたか?
A.
はい or いいえ
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