【食べ物の代謝について】

 

〈はじめに〉

 

今回は

「食べ物の代謝」について

まとめました。

 

前回は

「食べ物の消化・吸収」

について書きました。

 

↓下記参照↓

https://ken-pt-blog.com/2021/02/28/【食べ物の消化・吸収について】/

 

代謝は吸収した栄養素や

体内に貯蔵した栄養素を

エネルギーや生命の維持に

必要な物質に変える作用のことを

言います。

 

基礎的な内容から

やっていきます。

 

それではやっていきましょう!

 

 

〈代謝とは〉

 

代謝で大きな役割を

担っている臓器があります。

 

それは肝臓です。

 

エネルギー源となる

グリコーゲンを蓄えて

必要に応じて

エネルギーを生成します。

 

他には、

 

身体の作用に必要な

 タンパク質の生成•分解

 

コレステロールの生成

 

アルコールや身体に

 有害な物質の分解や解毒

          など

 

上記のような働きがあります。

 

肝臓の代謝には

ビタミンやミネラルの一部が

利用されます

 

また

エネルギーの生成、

タンパク質の生成•分解は

筋肉組織など身体の

様々な細胞により行われています。

 

 

○基礎代謝

 

身体的•精神的な安静の状態で

呼吸、血液の循環、排泄、

体温の維持など生きるために

最低限必要なエネルギーの生成

基礎代謝と言います。

 

 

〈糖質(炭水化物)の代謝〉

 

糖質は消化により

グルコース(ブドウ糖)

分解されます。

 

小腸粘膜から吸収され

肝臓に運ばれます

 

その後は血液中を運ばれ、

各組織のエネルギー源として

利用されます。

 

他には

肝臓や筋肉ではグリコーゲンとして

蓄えられます。

 

糖質から

エネルギーをつくった後に

残るモノは二酸化炭素です。

 

二酸化炭素は

吐き出す息(呼気)により

体外へ排出されます。

 

水は

尿や汗となって体外へ

排出されます

 

グリコーゲンの貯蔵量は

限界があります

 

余分なグルコースは

脂質となり肝臓や脂肪組織に

貯蔵されます

糖質を摂りすぎると

肝臓や脂肪組織に

脂質が溜まってしまいます

 

そのため

肥満脂肪肝

繋がってしまいます。

 

 

〈脂質の代謝〉

 

脂質は消化作用により

分解されると

小腸から吸収されます

 

血液により皮下、腹腔、

筋肉の間などにある

脂肪組織に運ばれ

体脂肪として貯蔵します。

 

エネルギー不足になると

必要に応じてエネルギー源として

消費されます

 

糖質と同様に

エネルギーをつくった後に

残るものは二酸化炭素です。

 

糖質と同じで

二酸化炭素は吐き出す息(呼気)

水は尿と汗となり排出されます。

 

肝臓に蓄えられた脂質から

コレステロールがつくられます

 

大部分は胆汁の成分として

使用されます。

 

他には

細胞膜や神経の成分となり、

ステロイドホルモンの原料に

なります。

 

 

〈タンパク質の代謝〉

 

食べ物の中のタンパク質は

アミノ酸に分解されます。

 

吸収は小腸で行われます

 

肝臓に運ばれたアミノ酸は

一部がタンパク質に合成されます。

 

そのほかの

アミノ酸は血液によって

身体の各組織に運ばれ、

組織タンパク質に合成されます。

 

一度合成されたタンパク質は

一定の割合でアミノ酸に分解され

新しく合成されるタンパク質と

入れ替わっています

 

また

ホルモン、血球、

免疫物質の形成などにも

使われます。

 

不要になったアミノ酸から出る

窒素化合物は肝臓で尿素に

変えられます

 

腎臓を通り尿中に

排出されます。

 

タンパク質を構成する

炭素、水素、酸素は

エネルギーとしても利用されます。

 

その後に

二酸化炭素、水になり

排出されます。

 

 

〈まとめ〉

 

食べ物の代謝について

どうでしたか?

 

糖質、脂質、タンパク質で

代謝の過程は違いますので

間違えないようにしましょう。

 

今回は以上です。

 

 

〈最後に〉

 

Q.

糖質、脂質、タンパク質の

代謝は理解できましたか?

 

A.

はい or いいえ

 

 

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けん@理学療法士

 

 

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