今回は

膝関節の関節運動について

まとめました。

 

膝関節の関節運動は

種類は少なく覚えやすいです。

 

ただ、その運動に関わってくる

筋肉や靭帯、半月板などあります。

 

各組織がどのように働くのかは

また別記事でまとめたいと思います。

 

それではやっていきましょう!

 

 

〈膝関節の関節運動〉

 

〜脛骨大腿関節の骨運動〜

 

・膝関節の骨運動には、

 矢状面上での屈曲⇆伸展

 水平面上での内旋⇆外旋の運動があります。

 

 

○屈曲・伸展

 

・膝関節屈曲の可動域は、

 股関節の肢位によって変化します

 

股関節屈曲位で膝関節を自動で屈曲すると

 一般的に140°屈曲可能であります

 

 しかし、

 股関節伸展位で膝関節を自動で屈曲すると

 その可動域は120°に制限されます

 

・膝関節伸展の可動域は5〜10°可能であります。

 

 ⇨反張膝

  膝が伸展0°以上に伸びて反っている状態のこと

 

 

○内旋・外旋

 

膝関節完全伸展位では全ての靭帯が緊張するため

 内旋、外旋は不可能ですが

 膝関節屈曲位になると外旋20°、内旋10°が可能となります

 

 

○終末強制回旋運動

 

膝関節が屈曲位から伸展して完全伸展する直前に、

 脛骨は大腿骨に対して自動的に外旋します。

 

 完全伸展位から屈曲し始めるときに

 脛骨は大腿骨に対して自動的に内旋しています。

 

 この大腿骨と脛骨との間で起こる回旋運動のこと

 終末強制回旋運動と言います。

 

・このメカニズムは、

 ①大腿骨内側顆の形状

 ②前十字靭帯の緊張

 ③大腿四頭筋の牽引角度

 といった3つの因子が関わっています

 

 

〜脛骨大腿関節の関節包内運動〜

 

・膝関節の屈曲、伸展に

 転がりと滑りの複合運動が起こります

 

・完全伸展位から屈曲初期にかけて

 転がり運動だけが起こるが

 屈曲するにしたがって滑り運動が加わり、

 最終的には滑り運動だけが起こります。

 

固定された大腿骨上を脛骨が動く場合は、

 脛骨の運動方向と同じ方向へ転がり、滑ります

 

 固定された脛骨上を大腿骨が動く場合は、

 大腿骨の運動方向と同じ方向へ転がり、反対方向へ滑ります

 

 

〜脛骨大腿関節の運動〜

 

・膝関節の屈曲、伸展に伴い、

 膝蓋骨は大腿骨顆間溝に沿って滑走しています。

 

膝関節が屈曲することで

 膝蓋骨は大腿骨顆間溝の下方へ移動し、

 伸展時にはその逆方向(上方)へ移動します。

 

 このときに、

 膝蓋骨底に付着している膝蓋上包が

 二重に折り重なった状態から

 一重にスライドするように伸びることにより

 膝蓋骨の動きが円滑に行われています。

 

・滑走運動のときは、

 大腿骨との接触する膝蓋骨関節面の領域

 膝関節の角度により変化します

 

・膝関節完全屈曲位から伸展するにつれて、

 膝蓋骨関節面の接触領域は上方部分から

 下方部分へと徐々に移動していきます。

 

完全伸展位では

 膝蓋骨と大腿骨との接触はみられません

 

 

〈まとめ〉

 

膝関節の関節運動はどうでしたか?

分かりやすいようで

難しかったですか?

 

言葉で説明は簡単ですが

実際に見るとなると

また難しさがあるかと思います。

 

これまた言いますが

分からなければ

触って動かして繰り返し

やっていきましょう!

 

今回は以上です。

 

 

〈最後に〉

 

Q.

膝関節の関節運動について

分かりましたか?

 

A.

はい or いいえ

 

 

コメント、TwitterでのDM、リプ

お待ちしております。

 

遠慮なくどうぞ!

 

 

けん@理学療法士

 

 

 

おすすめの記事一覧