〈はじめに〉
今回は
「中枢神経系」について
「反射運動」を
まとめました。
反射と聞いて
皆さんは何が思い浮かびますか?
ここでいう反射とは
”特定の刺激に対して無意識に
反応が起こること”
としておきます。
この記事では
・反射運動ってなに?
・反射運動って聞いたことあるけど
どんな種類があるか分からない
・どういう経路か
全く分からない
という方は
見て頂けたら良いです!
それではやっていきましょう!
〈反射弓とは?〉
反射弓とは
腱反射など神経反射が
伝わる経路のことを
言います。
反射は、
刺激に対して生体が見せる
合目的、不随意な応答であります。
脊髄・脳幹レベルの
運動制御は主に
反射で行われています。
○反射運動の特徴
・応答には意思を必要としない。
意識的努力によって
応答パターンが
少し変わることもある。
・応答パターンは単純で定型的。
・応答刺激を引き出す刺激も単純。
・十分な刺激があれば
必ず応答が得られる。
上記の4つになります。
反射運動を成り立たせる構造は
反射の経路です。
○反射の基本要素
・受容器
⇨感覚刺激を神経信号に変える。
・求心性ニューロン
⇨神経信号を反射中枢に伝える。
・反射中枢
⇨末梢から入力(神経信号)を
見分けて出力(神経信号)を形成する。
・遠心性ニューロン
⇨反射中枢からの神経信号を
効果器に伝える。
・効果器
⇨神経信号に従い応答を起こす。
上記が基本的要素になります。
最も単純な反射弓は
1個の求心性ニューロンと
1個の遠心性ニューロンが
直接シナプス結合を
形成しています。
直接観察できるのは、
・刺激
・応答運動
・刺激と応答運動の時間関係
になります。
〈反射運動の種類は?〉
反射は
・骨格筋の反応(運動)
・自立神経系の反応
(心臓、平滑筋、分泌線など)
上記2つに分けられます。
そして
反射の区別をつけるには
次のような基準があります。
・加えられた刺激
⇨伸張反射、加速反射など
・刺激受容器
⇨表在反射、深部反射など
・反射弓を構成するシナプスの数
⇨単シナプス反射、多シナプス反射など
・反射弓の関係する脊髄節
⇨脊髄節反射、脊髄節間反射など
・応答運動
⇨屈曲反射、伸展反射など
上記のような基準があります。
この他にも
反射の機能や
役割(侵害受容器、逃避反射など)
による分類もあります。
〈反射統合とは?〉
成人では反射運動より
意識的運動の反復で形成された
自動的、無意識的運動(習慣)が
主となります。
刺激-応答法則に従う運動は
先天的な反射や
後天的な習慣があります。
脊髄から大脳へと
運動統合レベルが移行すると
運動は単純から複雑になり
反射から習慣へ
変わっていきます。
〈まとめ〉
最後にもう一度
まとめておきます。
○反射運動の特徴
・応答には意思を必要としない。
意識的努力によって
応答パターンが
少し変わることもある。
・応答パターンは単純で定型的。
・応答刺激を引き出す刺激も単純。
・十分な刺激があれば
必ず応答が得られる
○反射の基本要素
・受容器
⇨感覚刺激を神経信号に変える。
・求心性ニューロン
⇨神経信号を反射中枢に伝える。
・反射中枢
⇨末梢から入力(神経信号)を
見分けて出力(神経信号)を形成する。
・遠心性ニューロン
⇨反射中枢からの神経信号を
効果器に伝える。
・効果器
⇨神経信号に従い応答を起こす。
○反射運動の種類
・骨格筋の反応(運動)
・自立神経系の反応
(心臓、平滑筋、分泌線など)
上記内容は覚えておきましょう!
反射については
実際の動きを
イメージできなければ
難しいかと思います。
日生活での動きを
イメージしつつ
やっていきましょう!
今回は以上です。
〈引用・参考文献〉
・基礎運動学 第6版 補訂
中村隆一
斎藤 宏
長崎 浩 著
〈最後に〉
Q.
反射の特徴や基本要素は
分かりましたか?
A.
はい or いいえ
コメント、TwitterでのDM、リプ
お待ちしております!
学生さんの国試の勉強や
実習での悩み、相談も承っております!
けん@理学療法士