【体性感覚】伝導路ってどういう経路なの?

 

〈はじめに〉

 

今回は

「体性感覚」について

「伝導路」をまとめました。

 

感覚となると

どのように伝わるか

覚えた方が良いです。

 

 

この記事では、

 

・体性感覚の伝導路って何なの?

 

・感覚がどのように伝わるか分からない

 

という方は

見て頂けると良いです!

 

それではやっていきましょう!

 

 

〈体性感覚の伝導路とは?〉

 

まずはじめに

伝導路とは

運動や感覚が伝わる神経の通り道

僕はイメージしています。

 

参考書を見ても

むずかしい言葉で書いているので

僕なりの考えを書いておきます

 

それでは

本題に入りますね。

 

 

体性感覚の

1次求心性線維は、

一部の脳神経(Ⅴ、Ⅶ、Ⅸ、Ⅹ)

脊髄後根を通り

中枢神経系に入ります

 

脊髄に入るとき

求心性線維は

内側と外側に分かれます

 

脊髄にある伝導路は

感覚の種類によって

区別されています。

 

 

○後索系

 

触感覚

 

⇨刺激の高度な局在と

 その強さの微妙な変化の伝達を

 要求するもの

 

 

・相動的感覚

 

⇨振動感覚など

 

 

運動感覚

 

 

圧感覚

 

⇨圧の強さの微妙な変化を

 判定することに関係するもの

 

 

○脊髄視床系

 

痛覚

 

 

温度覚

⇨温暖感覚と寒冷感覚の両方を含む

 

 

・粗な触感覚

 

⇨身体表面における局在の

 あまりはっきりしないもの、

 検出にやや強い刺激を必要とするもの

 

 

圧感覚

 

⇨後索系で伝達されるものより

 いくぶん租な性質をもったもの

 

 

・くすぐったい感じ、かゆみ感

 

 

・性的感覚

 

 

上記のような

感覚と伝導系があります。

 

 

〈痛覚や温度覚の伝導路は?〉

 

1次ニューロンは

脊髄後角で2次ニューロンに変わり

対側の脊髄視床路上行します

 

 

〈触覚や圧覚の伝導路は?〉

 

1次ニューロンは

同側の脊髄後索上行して

薄束核楔状束核

2次ニューロンに連なり

対側の内側毛帯となります。

 

 

○内側毛帯

 

内側毛帯のニューロン

視床の腹側基底核群に終わります

 

また

脊髄視床路後核群に終わります

 

その後、

視床から大脳皮質(体性感覚野)へ

投射します。

 

 

〈体性感覚野と機能障害について〉

 

体性感覚野では、

皮質と体表の間に

点 対 点の対応があります。

 

これを

体部位局在再現と言います。

 

 

皮質においては

体部位の局在再現は

顔面や手足が広く体幹は狭いです。

 

 

機能障害として、

 

・2点識別能

・刺激の定位や重さ、粗さ

・形の識別能

 

上記の機能が低下します。

 

随意運動の遂行に

必要な感覚情報が

体性感覚野から運動野へ

伝達されないと

手指の微細運動

障害されます

 

 

〈まとめ〉

 

最後にもう一度

まとめておきます。

 

 

○体性感覚の1次求心性線維

 

一部の脳神経(Ⅴ、Ⅶ、Ⅸ、Ⅹ)と

脊髄後根を通り

中枢神経系に入ります。

 

脊髄に入るとき

求心性線維は

内側と外側に分かれます。

 

脊髄にある伝導路は

感覚の種類によって

区別されています。

 

 

○痛覚や温度覚の伝導路

 

1次ニューロンは

脊髄後角で

2次ニューロンに変わります。

 

対側の脊髄視床路を

上行します。

 

 

○触覚や圧覚の伝導路

 

1次ニューロンは

同側の脊髄後索を上行します。

 

薄束核や楔状束核で

2次ニューロンに連なり、

対側の内側毛帯となります。

 

 

上記内容だけでも

覚えておきましょう!

 

今回は以上です。

 

 

〈引用・参考文献〉

 

・基礎運動学 第6版 補訂

 中村隆一

 斎藤 宏

 長崎 浩 著

 

 

〈最後に〉

 

Q.

体性感覚の伝導路の

イメージはつきましたか?

 

A.

はい or いいえ

 

 

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けん@理学療法士

 

 

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