【大脳辺縁系の機能】〜概要〜

 

〈はじめに〉

 

今回は

大脳辺縁系について

まとめました。

 

大脳辺縁系?

何それと思った方いますか?

 

学生で勉強をしていれば

1度は聞いたことがあると思います。

 

1つ1つ理解して

今後の勉強に活かして下さい。

 

それではやっていきましょう!

 

 

〈大脳辺縁系とは?〉

 

大脳辺縁系は、

大脳の内側にあり

脳梁を囲むように存在しています

 

発生学的に”古い領域”になります。

 

 

○構造

 

辺縁葉(粱下野・帯状回・海馬傍回)

海馬扁桃体乳頭体中隔核などがあります。

 

上記を繋いでいる脳弓や分界条なども

辺縁系に含めることも。

 

海馬ー脳弓ー乳頭体ー視床前核ー帯状回ー海馬傍回ー海馬を結ぶサークル状の連絡路

Papez(パペッツ)回路

と言います。

 

記憶に関わる回路として

呼ばれています。

 

快・不快・恐怖などの感情

”古い脳”である大脳辺縁系が関わっています。

 

「恥ずかしい」「かわいそう」などの高度な感情

”新しい脳”である大脳新皮質

関わりがあります。

 

 

〈扁桃体とは?〉

 

扁桃体は、

外からの感覚情報に対して

有益・有害、快・不快などの

判断を行います

 

また

自律神経・内分泌・骨格筋系による

身体的な反応や行動、喜怒哀楽などの

感情的な反応を引き起こします。

 

上記のような

身体的・感情的な反応を

「情動」と言います。

 

情動は、

快情動と不快情動の2つ

分けられます。

 

・不快情動

 

扁桃体を中心とするシステムが働きます

 

①感覚の入力

 ↓

②扁桃体による判断

 ↓

③情動反応

 

 

・快情動

 

扁桃体の他に惻坐核を中心とした

 別システムも関与しています。

 

 

○情動に伴う現象

 

身体的な反応や行動(情動反応)

・逃避行動、攻撃行動、すくみ行動

 接近行動

 

・表情の変化

 

・心拍数、血圧の変化

 

・ホルモンの分泌

          など

 

感情的な反応(主観的体験)

 

・恐怖、怒り、嫌悪

 

・喜び

          など

 

扁桃体は視床下部とともに、

摂食・飲水・性行動などの

本能行動の制御にも関わっています。

 

 

〈海馬とは?〉

 

海馬とその周辺部位は、

脳内のあらゆる情報が

集まる位置にあります。

 

主に

記憶の形成に重要な役割

果たしています。

 

海馬歯状回海馬台(海馬支脚)

合わせて海馬体と言います。

 

※余談になりますが、

 海馬という名前の由来は

 ローマ神話に出てくるヒポカンパス

(馬の上半身に魚の尾がついた空想動物)

 に似ていることかららしいです。

 

 

〈まとめ〉

 

大脳辺縁系については

どうでしたか?

 

大まかですが主な部分を

この記事では書きました。

 

感情や行動の中枢になる扁桃体

 

記憶形成に重要な役割を持つ海馬

 

どちらも大切なので

覚えておきましょう!

 

今回は以上です。

 

 

〈最後に〉

 

Q.

扁桃体と海馬の機能は

理解できましたか?

 

A.

はい or いいえ

 

 

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けん@理学療法士

 

 

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