〈はじめに〉
今回は
「自律神経系の経路・機能」について
交感神経系を中心にまとめました。
交感神経系は
「運動をしている時」を
僕はイメージしています。
むずかしい言葉が
いくつかありますが
イメージ（想像）しつつ
読んでいきましょう。
それではやっていきましょう！
〈交感神経系の経路〉
交感神経系の節前ニューロンは
胸腰髄（Th1〜L3）の側角から出ます。
脊柱の左右に交感神経幹という
交感神経節の鎖があります。
頭部〜胸部へ向かう交感神経は
ここでシナプスをつくり
ニューロンを代えます。
腹腔・骨盤内臓器の交感神経は
腹腔内または骨盤内の神経節で
ニューロンを代えます。
○上頸神経節
・瞳孔 ⇨ 散大
・涙腺 ⇨ 血管が収縮し、分泌低下
・顎下腺、舌下腺、耳下腺 ⇨ 唾液が減り、ノドが乾く
・心臓 ⇨ 心拍数増加、血液量が増加
○中頸神経節、
星状神経節（下頸神経節）
・心臓 ⇨ 心拍数が増加、血液量が増加
・気管支、肺 ⇨ 弛緩し気管内径の拡大
○腹腔神経節
大内蔵神経を通り
腹腔・骨盤内の神経節へ向かいます。
・胃
・副腎 ⇨ 運動の低下、分泌の低下
・肝臓 ⇨ グリコーゲンの分解
○上腸間膜神経節
小内蔵神経を通り
腹腔・骨盤内の神経節へ向かいます。
・小腸
・大腸 ⇨ 運動の低下、分泌の低下
○下腸間膜神経節
腰内蔵神経を通り
腹腔・骨盤内の神経節へ向かいます。
・直腸 ⇨ 尿や便を貯める
・膀胱 ⇨ 排尿筋：弛緩
内尿道括約筋：収縮
・生殖器 ⇨ 射精（男性）
〈まとめ〉
交感神経系の経路や機能は
どうでしたか？
臓器により違いはあることは
わかったでしょう。
ここでのポイントは
・交感神経系は
胸髄と腰髄から出ること
・腹腔、骨盤内へむかう交感神経は
腹腔、骨盤内の神経節で
ニューロンを代えること
上記2つになります。
覚えることは多いですが
イメージすることで
頭に入りやすくなります。
ただこれだけはやめましょう！
言葉だけで覚えると
確実に忘れてしまいます！
絵を描く、イメージをする
これを合わせてやりましょう！
今回は以上です。
〈最後に〉
Q.
交感神経系の機能の
イメージはできましたか？
A.
はい or いいえ
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けん@理学療法士
