【高次脳機能障害】ウェルニッケ失語ってどんな症状が出るの?

 

〈はじめに〉

 

今回は

「高次脳機能障害」について

「ウェルニッケ失語」

まとめました。

 

失語は

障害される病巣により

症状も異なってきます。

 

この記事では

 

・ウェルニッケ失語ってなに?

 

・ウェルニッケ失語って

 聞いたことあるけど

 病巣や症状が分からない

 

という方は

見て頂ければ幸いです。

 

それではやっていきましょう!

 

 

〈ウェルニッケ失語とは?〉

 

○病巣

 

典型的な例では

 

ウェルニッケ野

 

で起こります。

 

他にも

 

・側頭葉中下方、頭頂葉

          など

 

が含まれます。

 

 

○特徴

 

重篤な聴覚理解障害

 

流暢な発話だが

 表出される情報量が少ない

 

・随伴症状として

 同名半盲などの視野障害

 伴いやすい

 

多幸的で病態失認

 見られる

 

上記のような症状が

出現してきます。

 

 

○自発話

 

構音プロソディ

保たれます

 

発話も流暢です。

 

ですが、

発話内容は

空語句(あれ・それなど)

多く見られます。

 

また

発話量に対して

情報量が少なくなります。

 

多弁で一方的に

話す場面もあります

 

 

・音韻性錯語、語性錯語、

 新造語

 

・空語句、保続

 

上記のような症状は

ちらほら見られます。

 

喚語困難も目立ちはしませんが

背景に存在しています。

 

 

○呼称

 

重度の喚語困難が見られます。

 

自発話と同じように

 

・錯語

・空語句

・新造語

・保続

 

があります。

 

語頭音提示も

無効な場合が多いです。

 

 

○聴覚的理解

 

単語レベルから障害

されます。

 

「はい」or「いいえ」で

答えられる簡単な質問でも

すべて「はい」で

答える場合が見られます。

 

重症例では、

「ペンはどれですか?」と

いくつかの品物から

物品指示も理解困難なこと

あります。

 

 

○復唱

 

重度の障害が見られます

 

誤りに気づきにくく

自分での修正が

むずかしいです。

 

できるときと

できない時と

浮動的に見られます。

 

 

○読み書き

 

読解

聴覚的理解と比べる

保たれている場合が

多いです。

 

しかし、

おおむね同じ程度の

障害が起こります。

 

音読では、

自発話と同じような

錯読が見られます。

 

ひらがなの方が

漢字より

読みやすい傾向

あります。

 

ただ、

音読が可能であっても

正しい絵を選ぶことが

できるとは限らないです。

 

 

〈まとめ〉

 

ウェルニッケ失語について

どうでしたか?

 

症状がたくさんあり

まとめきれないかも

しれませんね。

 

この記事でのポイントとして

 

病巣では、

 

・ウェルニッケ野

 

・側頭葉中下方、頭頂葉など

 

 

特徴では、

 

・重篤な聴覚理解障害

 

・流暢な発話だが

 表出される情報量が少ない

 

・随伴症状として

 同名半盲などの視野障害を

 伴いやすい

 

・多幸的で病態失認も

 見られる

 

上記の内容を

覚えておきましょう!

 

分からない言葉も

あると思いますので

1つ1つまとめていきます。

 

今回は以上です。

 

 

〈引用・参考文献〉

 

・リハビリテーション

 ビジュアルブック

 監修:落合慈之

 編集:稲川利光

 

 

〈最後に〉

 

Q.

ウェルニッケ失語の特徴は

分かりましたか?

 

A.

はい or いいえ

 

 

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けん@理学療法士

 

 

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