〈はじめに〉
今回は
小脳の機能について
まとめました。
小脳は主に
運動調節をするために
働いています。
日常生活の中でも
小脳が働くことによって
動作が可能となっているのです。
記事を読みつつ
頭の中でイメージしましょう。
それではやっていきましょう!
〈小脳の出力・入力の経路〉
小脳は脳幹の後部に位置し
上•中•下小脳脚という線維の束で
それぞれ中脳•橋•延髄と
繋がっています。
また小脳を大きく分けると
大脳皮質•脊髄•前庭神経系の
3つの系統から入力を受けます。
・情報の統合や処理
を行った後にそれぞれの系統に
出力しています。
小脳の構造はこの記事を参考に⬇︎
https://ken-pt-blog.com/2021/01/23/【小脳について】〜構造〜/
〈小脳の役割〉
小脳は入力された情報をもとに
錐体路などを調節することで
スムーズな運動を可能としています。
日常生活での例として、
・姿勢を保って立つ。
歩くことができる。
・流暢に話すことができる。
・細かい動作ができる。
・運動を予測、計算して早く適切に動ける。
・運動を学習して滑らかに実施する。
日常生活では、
何気ない動きでも
小脳が働くことによって
安定して安全に行うことが
できています。
〈小脳の各部位の機能〉
小脳の機能は、
それぞれの領域により
働きが異なっています。
○大脳小脳(小脳半球)
①大脳皮質からの情報が
橋を介して伝えられます。
②小脳半球で統合され、視床を経由し
再度、大脳皮質に出力されます。
運動の計画や円滑化(なだらかに行える)に
働くと考えられています。
・四肢の運動調節
・言語などの高次脳機能
に関わりを持っています。
○脊髄小脳(小脳虫部)
①筋や腱からの意識できない深部感覚。
脊髄小脳路や楔状束小脳路などにより
脊髄(一部は延髄)から
小脳虫部と傍虫部に伝えられます。
②脳幹を経由し脊髄に出力され、
姿勢や歩行の調節など
主に体幹の動きの調節に働きます。
○前庭小脳(片葉小節葉)
①内耳の前庭器から前庭神経を通じて
頭の位置や傾きに関する情報が
片葉小節葉に伝えられます。
②出力は主に眼球運動系の核や
脊髄に送られ、
平衡や眼球運動の調節に
関わっています。
〈まとめ〉
小脳の機能については
イメージできましたか?
メカニズムは一度では
理解は難しいかもしれません。
言葉を覚えるのではなく
日頃の動作をイメージし
理解するようにしましょう。
今回は以上です。
〈最後に〉
Q.
小脳の各部位の機能は
理解できましたか?
A.
はい or いいえ
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けん@理学療法士