今回は
脊髄小脳変性症(以下SCD)について
まとめました。
僕が社会人1年目の時は、
主に難病の方を中心に担当をしました。
難病と言うと、
・パーキンソン病(PD)
・筋萎縮性側索硬化症(ALS)
・筋ジストロフィー など
思い浮かぶと思います。
この記事では、
SCDについて書いていきます。
1年目ということもあり、
担当となると緊張した覚えがあります。
病態・予後・評価・治療と
理解しておいた方が良いことが
ありますね。
復習も兼ねて
概要と症状を書いていきます。
それではやっていきましょう!
〈脊髄小脳変性症って何?〉
脊髄小脳変性症は大きく分けて2つに分類されています。
○遺伝性脊髄小脳変性症
遺伝には、
「優性遺伝」と「劣性遺伝」がありますが、
遺伝性では優性遺伝の割合が高いです。
〔優性遺伝:劣勢遺伝=15:1〕
優性遺伝では、
・SCA-1
・SCA-2
・マシャド-ジョセフ病(SCA-3)
・SCA-6
・歯状核赤核淡蒼球ルイ体萎縮症(DRPLA) など
劣勢遺伝では、
・アプラタキシン欠損症(AOA1/EAOH)
・フリードライヒ(Friedreich)運動失調症 など
疾患によって発症年齢や臨床症状は
変わってきます。
○孤発性脊髄小脳変性症
孤発性とは、
「遺伝しない」というイメージで良いです。
・多系統萎縮症(MSA)
①オリーブ橋小脳萎縮症(OPCA)
②線条体黒質変性症(SND)
③シャイドレーガー(Shy-Drager)症候群
※数字に意味はありません。
・皮質性小脳萎縮症(CCA)
〔MSA:CCA=2:1〕
の割合です。
多系統萎縮症の3つの疾患では、
共通して病変部の
グリア細胞内などに封入体(GCI)
という物質が見られています。
しかし、
どのようにして作られるか
解明はされていません。
〈症状は?〉
主に小脳機能やその連絡線維が障害されるため、
歩行や動作、話し方に影響が出てきます。
○小脳機能に障害が起こると?
・起立や歩行が不安定
⇨体幹失調、酩酊様歩行
・四肢の強調運動障害
⇨測定障害、運動の分解、変換運動障害
・話し方がぎこちなくなる
⇨小脳性構音障害
〈まとめ〉
どうでしたか?
イメージはできましたか?
・いや、難しい
・症状のイメージができない
と思った方もいるでしょう。
今は様々なモノで
学ぶことができます!
YouTubeでも動画を
配信している方がいますので
調べてみましょう。
またドラマとしては、
「1リットルの涙」があります。
気になる方は、
ぜひ1度見て下さい!
また各疾患ごとの
好発年齢や症状などは
ブログにまとめていきます。
今回は以上です。
〈最後に〉
Q.
脊髄小脳変性症についてもっと
勉強したいと思った方はいますか?
A.
はい or いいえ
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お待ちしております!
けん@理学療法士