〈はじめに〉
今回は
「下肢の運動」について
「膝関節の筋肉」を
まとめました。
という方は
見て頂けると良いです。
それではやっていきましょう!
〈膝関節の筋肉は何があるの?〉
膝関節の筋肉は
大部分が2関節筋になります。
股関節や足関節の動きにも
関与しています。
膝関節固有の筋肉は
膝窩筋だけです。
筋肉を大腿骨の前後で分けると
・前面
⇨大腿四頭筋、大腿筋膜張筋、縫工筋
・後面
⇨大腿二頭筋、半膜様筋、半腱様筋、
薄筋、膝窩筋、腓腹筋、足底筋
となります。
ここから
膝関節の各動作で
主動作筋のみ書いていきます。
〈膝関節伸展の筋肉〉
・主動作筋は、
大腿四頭筋と大腿筋膜張筋です。
○大腿四頭筋について
大腿四頭筋のうち
大腿直筋だけ2関節筋で
股関節屈曲、膝関節伸展の作用が
あります。
中間広筋、外側広筋、内側広筋は
大腿骨に起始部があり、
膝関節伸展のみ行います。
大腿四頭筋は1つに合わさり
同じ腱として
膝蓋骨上縁と両側につきます。
一部は膝蓋骨を前面を超えて
膝蓋靭帯となり
脛骨粗面につきます。
大腿四頭筋
|
膝蓋骨
|
膝蓋靭帯
|
脛骨粗面
は膝関節伸展機構として
1つにまとまった
力の伝達機構があります。
膝蓋骨の役割として
・膝関節前面を骨性に保護する
・伸展筋が効率よく
作用するための滑車の機能
上記2つがあります。
○大腿筋膜張筋について
腸脛靭帯を介して
膝関節の運動に関与しています。
膝関節の肢位により
作用が異なってきます。
⇨膝関節伸展位では伸展
⇨膝関節屈曲位では屈曲と外旋
に働きます。
〈膝関節屈曲の筋肉〉
・主動作筋は、
大腿二頭筋、半膜様筋、半腱様筋です。
〈膝関節外旋•内旋の筋肉〉
○膝関節外旋
・主動作筋は、
大腿二頭筋です。
○膝関節内旋
・主動作筋は、
半膜様筋、半腱様筋です。
〈まとめ〉
膝関節の筋肉は
いかがでしたか?
最後にもう一度
まとめておきます。
前面
⇨大腿四頭筋、大腿筋膜張筋、縫工筋
後面
⇨大腿二頭筋、半膜様筋、半腱様筋、薄筋、膝窩筋、腓腹筋、足底筋
主動作筋
⇨大腿四頭筋
⇨大腿筋膜張筋
大腿直筋だけ2関節筋で
股関節屈曲、膝関節伸展の作用がある
中間広筋、外側広筋、内側広筋は大腿骨に起始部があり
膝関節伸展のみ行う
腸脛靭帯を介して
膝関節の運動に関与する。
膝関節の肢位により
作用が異なる。
⇨膝関節伸展位では伸展
⇨膝関節屈曲位では屈曲と外旋
主動作筋
⇨大腿二頭筋
⇨半膜様筋
⇨半腱様筋
主動作筋
⇨大腿二頭筋
主動作筋
⇨半膜様筋
⇨半腱様筋
上記内容は
覚えておきましょう!
今回は以上です。
〈引用・参考文献〉
・基礎運動学 第6版 補訂
中村隆一
斎藤 宏
長崎 浩 著
〈最後に〉
Q.
膝関節の筋肉は
分かりましたか?
A.
はい or いいえ
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けん@理学療法士