〈はじめに〉
今回は
「歩行」について
「矢状面での骨盤の関節運動学」を
まとめました。
この記事では
・骨盤の関節運動学が分からない
・歩行周期での骨盤の動きが分からない
という方は
見て頂けると良いです。
それではやっていきましょう!
〈骨盤の運動学は?〉
矢状面での骨盤の動きは
内外軸回りの前傾と後傾に
なります。
基準は
”中立位骨盤”とされています。
骨盤は相対的に硬い構造なので
左右の腸骨稜は同時に動くと
みなされます。
正常な歩行速度では
骨盤の前傾と後傾は小さいです。
歩行周期を通して
骨盤の運動パターンは
2つの正弦曲線に似ています。
踵接地:ほぼ中立位
両脚支持期:わずかに骨盤後傾する
片脚支持期:骨盤が前傾を始める
立脚中期の直後:骨盤はやや前傾位になる
立脚期の後半:足趾離地直後まで後傾する
遊脚初期と中期:骨盤は再度前傾し始める
遊脚終期:骨盤後傾し始める
一般的に歩行速度が上がると
骨盤運動も大きくなります。
しかし
・骨盤傾斜の程度
・時期や方向
により変化します。
変化する理由として
傾斜により機能的下肢長を長く
歩幅を大きくするためです。
〈まとめ〉
歩行時の骨盤の動きを
理解するためにも
・骨盤の基本的な運動学
・歩行周期の理解
この2つは抑えておくべきです。
あとは
実際に臨床で勉強したことを
照らし合わせて
考えていくことです。
また国家試験の勉強では
実際に動きつつ触りながらやると
覚えやすくなります。
今回は以上です。
〈引用・参考文献〉
・カラー版
筋骨格系のキネシオロジー
原著第2版
現著者:Donald A.Neumann
監訳者:島田 智明
有馬 慶美
医歯薬出版株式会社
〈最後に〉
Q.
歩行時の骨盤の動きは
分かりましたか?
A.
はい or いいえ
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けん@理学療法士