〈はじめに〉
今回は
脳幹について
まとめました。
脳幹は
各神経の通り道となり
生命の維持に欠かせない
中枢がある場所になります。
脳神経系は
複雑で1度では
覚えにくいですが
繰り返し勉強です。
それではやっていきましょう!
〈脳幹の構造〉
脳幹の構造は
中脳+橋+延髄
の3つからなります。
上方→大脳
背側→第4脳室を挟んで小脳
下方→脊髄
上記の部位に繋がっています。
○脳幹の構成
・線維束
⇨伝導路
求心性線維の束(脳幹の上方へ向かう)
遠心性線維の束(脳幹の下方へ向かう)
⇨小脳脚
小脳に出入りする線維の束
・神経核
⇨脳神経核
脳神経(Ⅲ〜Ⅻ)の神経細胞体の集まり
⇨その他の神経核
赤核や下オリーブ核など
・脳幹網様体
⇨脳幹の中心部に位置する
神経細胞と連絡線維が混在
・自律神経反射の中枢
⇨呼吸、循環、対光反射、
嚥下、嘔吐など
生命維持に必要不可欠な内臓機能の中枢
〈脳幹網様体とは?〉
他の部位からの入出力があり、
意識水準の調節や生命維持などの
機能があります。
⇨入力
上行性網様体賦活系から
持続的な刺激を受けて
覚醒状態となり様々な認知機能を
果たしています。
⇨出力
末梢から感覚刺激を受けて
大脳皮質を覚醒状態に保ちます。
・大脳の覚醒
・生命維持
・運動や姿勢の調節
〈脳幹部の障害〉
○中脳
・Weber(ウェーバー)症候群
〔中脳腹側症候群〕
・Benedikt(ベネディクト)症候群
・Parinaud(パリノー)症候群
○橋
・MLF症候群
・閉じ込め症候群
〔Locked-in syndrome〕
(ロックトイン シンドローム)
・Millard-Gubler症候群
(ミヤ-ル・ギュブレール)
〔橋下部腹側症候群〕
○延髄
・Wallenberg(ワレンベルグ)症候群
〔延髄外側症候群〕
〈まとめ〉
脳幹については
どうでしたか?
大脳基底核や間脳と同じように
分からないところも
あることでしょう。
簡単にまとめると
・各神経の通り道であり、
神経の核がある。
・生命維持に関わる機能がある
(呼吸、循環、嚥下など)
「大事な機能が集まっている場所」
になります。
諦めず勉強を続けていきましょう!
今回は以上です。
〈最後に〉
Q.
脳幹の機能は
分かりましたか?
A.
はい or いいえ
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けん@理学療法士