〈はじめに〉
今回は
前頭葉の機能について
まとめました。
いきなりですが前頭葉の場所は
わかりますか?
大脳の前の部分を前頭葉と言います。
この記事では、
前頭葉の全体像と
障害が起こった時の症状が
理解できます。
それではやっていきましょう!
〈前頭葉の構造〉
前頭葉は、
・前頭連合野
・高次運動野
・一次運動野
上記3つに分けられます。
○前頭連合野(前頭前野)
判断、思考、計画、企画、創造、
注意、抑制、コミュニケーションなどの
高次脳機能になります。
・Broca野(左44、45野)
発語、書字などの
運動性言語に関わりがあります。
○高次運動野
・運動前野
外界からの情報をトリガーとして
一連の運動の準備をします。
・補足運動野
自発的に一連の運動の
プログラムを行います。
○前頭眼野
両眼の随意的共同運動に
関わっています。
○一次運動野
随意運動を実行する役割があります。
〈前頭葉の障害による高次脳機能障害〉
○前頭連合野
ここは、
側頭連合野・頭頂連合野からの
情報を合わせて
人間らしい思考・創造性・社会性を
発揮します。
○前頭連合野の機能と障害
・発動性、意欲、創造性
⇨発動性、意欲、創造性の低下
易疲労性
・注意のコントロール
⇨注意障害
・行動の抑制
⇨脱抑制
・思考、判断
⇨思考、判断力の低下
・情動のコントロール
⇨易怒性、情動失禁、多幸感
・コミュニケーション
⇨他人への興味喪失
・人格
⇨人格の荒廃
上記のように様々な症状が
見られるようになります。
周囲の理解も得られにくく、
本人も病識(病気になっていること)も
ない場合があります。
根気強く関わっていく必要があります。
〈まとめ〉
前頭葉の概要はどうでしたか?
機能としては、
・人格(人間らしさ)
・運動
を主に持っています。
1度に理解しようとせず
繰り返し読んでイメージして
いきましょう。
今回は以上です。
〈最後に〉
Q.
前頭葉の全体像は掴めましたか?
A.
はい or いいえ
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けん@理学療法士