〈はじめに〉
今回は
「バランス」について
「平衡感覚」をまとめました。
平衡感覚は
頭部や身体の位置や
直進や回転運動を判断する感覚
になります。
この記事では
・平衡感覚ってなに?
・どのようにバランスに
関わりがあるのか分からない
という方は
見て頂けると良いです!
それではやっていきましょう!
〈平衡感覚とは?〉
最初に書いたことと
被りますが平衡感覚とは、
”身体のバランスを保ち身体運動を行うことの基礎となる感覚”
と言われています。
前庭器から中枢への入力は
大脳皮質ではなく
姿勢や運動の反射的制御に
直接作用しています。
意識されるような
前庭感覚はありませんので
単純に前庭機能と
言われることもあります。
○静的平衡感覚
安定した直立位を
保持しているときの感覚
○動的平衡感覚
つまずいた時など
突然に体が動いたときに
平衡を保持するための感覚
〈内耳について〉
両側の側頭骨にある内耳は、
迷路とも言われています。
・蝸牛 ⇨ 聴覚
・前庭器 ⇨ 平衡感覚
上記から成り立っています。
前庭器からは、
・卵形嚢
・球形嚢
・3つの半規管(前、後、外側)
上記の3つで構成されています。
〈卵形嚢•球形嚢と機能について〉
卵形嚢や球形嚢には
平衡斑があります。
○卵形嚢斑
卵形嚢の底部に
水平に位置しています。
○球形嚢
球形嚢内側面(管腔側)にあり、
垂直方向に弓状に位置しています。
平衡斑とは
身体の体位の認知に関わる知覚部
になります。
また
受容器細胞として
有毛細胞を持つ
感覚上皮があります。
表面には、
炭酸カルシウムの
小結晶様物質である
平衡石を含んでいる
膠質層(耳石膜)があります。
耳石膜とは
周囲のリンパ液より重く
重力方向の変化で移動し
有毛細胞を刺激します。
有毛細胞が刺激されることで
重力方向に対して
頭部の傾きを検出しています。
・平衡斑
⇨直線移動の加速度を感知。
・半規管
⇨角運動の加速度を感知。
上記内容の働きがあります。
〈まとめ〉
最後にもう一度
まとめておきます。
○静的平衡感覚
安定した直立位を
保持しているときの感覚
○動的平衡感覚
つまずいた時など
突然に体が動いたときに
平衡を保持するための感覚
○内耳(迷路)の構成
両側の側頭骨にあります。
・蝸牛 ⇨ 聴覚
・前庭器 ⇨ 平衡感覚
○前庭器の構成
・卵形嚢
・球形嚢
・3つの半規管(前、後、外側)
上記内容を覚えておきましょう!
今回は以上です。
〈引用・参考文献〉
・基礎運動学 第6版 補訂
中村隆一
斎藤 宏
長崎 浩 著
〈最後に〉
Q.
内耳や前庭器の構成は
分かりましたか?
A.
はい or いいえ
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けん@理学療法士