〈はじめに〉
今回は
「心拍出量」について
まとめました。
心拍出量により
心臓のポンプ機能を
評価することができます。
循環器系の知識として
覚えておくと良いです。
それではやっていきましょう!
〈心拍出量とは?〉
心拍出量(CO)とは、
「1分間に心臓から
送り出される血液量」
のことを言います。
繰り返しますが
心臓のポンプ機能は
心拍出量によって
評価ができます。
また体格により
心拍出量の違いを
修正したものが
心係数(CI)になります。
〜心拍出量を求める式〜
心拍出量(CO)〔L/分〕
=心拍数/分×1回拍出量〔mL〕
〜心係数を求める式〜
心係数(CI)〔L/分/㎡〕
=心拍出量〔L/分〕/体表面積〔㎡〕
1回拍出量は
・収縮力
・前負荷
・後負荷
に影響されます。
○収縮力
(心臓が収縮する力)
心筋の収縮力を
表します。
○前負荷
(心臓に戻ってくる血液量)
心室が収縮を
始める直前の負荷を表します。
容量負荷、循環血液量や
左心室拡張末期容積(圧)が
指標になります。
心室拡張末期圧(前負荷)が増大すると、
1回拍出量も増大します。
これを
スターリング(Starling)の法則
と言います。
○後負荷
(心臓から血液を送り出す時の抵抗)
心室が収縮中に担う負荷を
表します。
末梢血管抵抗、平均血圧、
左心室収縮末期が
指標になります。
〈まとめ〉
心拍出量については
どうでしたか?
収縮力、前負荷、後負荷
という言葉が出てきましたが
覚えるだけでなく
意味を理解していきましょう!
そのためには
心臓の構造や血液の流れなど
頭に入れておいて方が
良いですね。
今回は以上です。
〈引用・参考文献〉
・循環器疾患 ビジュアルブック
監修:落合慈之
編集:大西 哲
田鎖 治
山崎 正雄
〈最後に〉
Q.
収縮力、前負荷、後負荷
については分かりましたか?
A.
はい or いいえ
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けん@理学療法士